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2012年4月

2012年4月26日 (木)

第四話 ジュンパナとコルトンシャルルマーニュ

大昔、といっても15年ほど前、今の旦那が彼氏だった頃、彼がちいさな欧風レストランで働いていたので、勉強も兼ねてワインを飲みまくっていた時期があります。

当時は、今ほど多様な産地のワインは流通してなくて、ワインセラーをもつ酒屋さんなんて、こんな田舎の地方都市ではほとんどみかけることはありませんでした。

ですから、ワインセラーのある酒屋さんは、相当のこだわりがあるか、変わり者って感じでした(笑)

よく旦那と通った隣の市のK酒店の店主も変わり者の大将で、大の日本酒マニアでどちらかというと日本酒メインで、ワインにはさほど興味はなく「流行だから仕方なく置いてる」って言ってました(笑)

そんないい加減なこと言ってるわりに、ワインセラーをのぞいてみると「シャトー・マルゴー」「シャトー・ラフィットロートシルト」「シャトー・オー・ブリオン」など有名高級ワインから2、3,000円ぐらいのワインまでいろいろ取り揃っているのがにくいところで、値段も値札のついてないワインは大将じゃないとわからないという”いい加減さ”が愉快なお店でした。

K酒店では、ほんと、いいワインを良心価格で分けてもらえて有り難かったです。もう、随分行ってないけど、今でもあるのかなあ?なんだかエアポケットのようなお店でしたね。

ここでの大ヒットは、どこからともなく流れてきた放出品の「シャトー・ラトゥール 1979年」が1本1万円で箱売りされてたことと、「コルトンシャルルマーニュ 1992年」が5,000円で買えたこと。

もちろん「シャトー・ラトゥール」は速攻買いしましたよ(笑)普通なら1本4万円はするシャトーですから、お金持ちだったら箱買いしちゃうところですよ。

どちらも、今まで飲んだどのワインよりも美味しく、その味わいは、私の思い出の中で燦然と輝いています。

今は、普段飲みワインは398円のチリやスペイン産のものですが、これが値段の割にまあまあ美味しいので笑っちゃいます(o^-^o) しかし、2、3,000円出すと非常に状態のいい美味しいワインがゴロゴロしてるのですから、いい時代になりましたね。これも、FTAのおかげでしょうか?昔はそうはいかなかったので、どんだけ状態の悪いダメワインで勉強したことか(-_-X)

そんな訳で、ワインの世界観と紅茶の世界観って似てるなあって思ってたら、戸塚真弓さんの「パリからの紅茶の話」でも、そういうことを書いていたので面白かったです。

戸塚さんは、ブルゴーニュでワイン作りをしたこともあるほどのワイン通で、アラビアのプリンセスの夕食会の席で「お飲物は?」問われ、ついうっかり「ワインを」と言ってしまうほどのワイン好き(笑)

私は香水をぜんぜんつけないけれど、香り美人にとても弱く、いい匂いの人とすれちがうと、つい振り返ってしまうし、ワインがブルゴーニュびいきで、紅茶はダージリンが好きなのはそのせいである。ブルゴーニュのワインもダージリンも上等のものは、馥郁とした香りがあり、それは華やかに広がり、気品のある風味が口の中に長く残り、のどごしがさらりとした印象だ。それぞれが個性的な感覚の風味を発揮するところもそっくりだ。ひとつ例にあげれば、ユンパナの香りとすっきりとした繊細な風味のイメージは、ブルゴーニュの辛口白ワインのコルトンシャルルマーニュに似ている。(「パリからの紅茶の話」220、221頁より)

戸塚さんが「ユンパナ」と言ってるダージリンは、おそらく「ジュンパナ茶園」のことだと思いますが、コルトンシャルルマーニュとジュンパナのイメージが似ているのはすごくよくわかります。お茶でもワインでも、味や香りで喚起されるイメージによって、自分の中でそれぞれの個性が形作られるのですが、そのイメージがコルトンシャルルマーニュとジュンパナだとすごく似ていて重なるんですよね。

でも、ワイン道楽はお金がかかる!(笑)
紅茶道楽はワインに比べると安価で最高級品を楽しめちゃうところがナイスなところ。

ところで、ダージリン、とくに、セカンドフラッシュのような
パンチのあるダージリンにあうお茶うけのマイブームが「ソフト干し梅」。

いやあ、あいますよ〜。
ただ、「ソフト干し梅」もいろいろで
甘み強めの柔らかタイプがわたしのおススメです。



(つづく)


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